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【はじめに】

1949年、明るい豊かな社会の実現を理想とし、責任感と情熱をもった青年有志による東京青年商工会議所設立から、日本の青年会議所運動は始まりました。共に向上し合い、社会に貢献しようという理念のもとに、全国各地に次々と青年会議所は誕生していきます。

鎌ケ谷町が、千葉県で24番目となる市に変わり、間もなくの頃、現在から39年前、1977年6月12日に鎌ヶ谷青年会議所は、全国で614番目に産声を上げました。また4年前には、一般社団として法人格を取得し、日々地域に根付いた社会貢献を考え、運動を展開しております。

本年度、私たち一般社団法人鎌ケ谷青年会議所は、40周年という大きな節目を迎えます。

まちの復興時期から始まり、この39年間という、長きに渡る素晴らしい歴史を築いてこられた先輩諸兄に、感謝の意を表すると共に、一般社団法人鎌ケ谷青年会議所2016年度、全メンバーが一丸となって、「いま」そして「これから」を真摯に、誠実に、懸命に考え、「勇気」と「希望」が栄える明るい豊かなまちづくりを目指してまいります。

 

【逞しくたつこの原に、未来を拓く道を知る】

現在では、経済、社会構造の変化や、経営に携わる高齢化の進展に伴い、中小企業や小規模事業者の数は年々減少を続けています。これまで地域経済を支えてきた中小企業、小規模事業者が市場から退出することで、地域の活力が失われることが懸念されています。

青年経済人による有志の活動こそが地域の発展となり、活性化へとつながっていく事は周知の事実であります。一般社団法人鎌ケ谷青年会議所においては、現在、会員は増加傾向にありますが、数年先を見ていくと、メンバーの約過半数が卒業してしまう流れとなっております。

青年会議所運動はひとを通しての生産性であり、メンバーひとりひとりが生産性向上の源泉です。私たち青年経済人は、たくさんの人達と関わり合い、摩擦していく事で、多くの事を知り、自分では気づけない部分を知る事が出来ます。単年度制という立場で役を担い、代謝を活性する事で、自分という本質を高め、成長していく事が出来ます。各々が経験し、学んだ事や、目的意識をしっかりと伝える事が出来れば、「共鳴」という気持ちが生まれます。

「共鳴」しあった仲間と共に、活動していく事で、人間成長につながると確信しております。

また、2016年度は新たな試みを実践します。何かにチャレンジする時には、同じ価値観を持つ、少数精鋭の集合体が必要不可欠です。素直なこころを持ち、何事も出来るという強い意志の基、行動を起こす事で、志高い仲間を誘起することが出来ます。新しい事に挑戦する勇気と、英知と、情熱を持って、未来を拓いていきましょう。

 

【人が輝き、こころ豊かに活力溢れるまちづくり】

誰もが安全で安心して暮らし、明るく希望にあふれる未来を実現するためには、様々な関係機関や地域住民が連携していく事が重要です。市民相互による交流や、周辺地域、関係諸団体との連携を図り、多くの方々とコミュニケーションを取っていく事で、活力溢れる豊かなまちづくりができます。

地域を活性化して行く為には、私たちがJC運動を通じて、様々な事業を行い、行政や関係諸団体に働きかけ、理解や協力を得ながら、まちづくりをしていく事が地域の活性化につながります。その根源となる所が人だと思います。人材こそが地域資源であり、そんな多種多様な人達との関わりの中で、協力して行動していく事が、これからの新しいまちづくりの起源となります。

全ての相手に奉仕するという精神を持つ事で、将来に渡る、自分自身の成長へとつながっていきます。地域を明るく照らすという思いを高め、様々な交流や活動を実施しながら、地域を知り、地域に親しみ、地域の絆を育てていきましょう。

 

【次世代へつなぐ架け橋となる】

子どもたちを取り巻く環境は、めまぐるしく変化しています。私たちが子どもの頃にあったラジオ体操や地域で行う体験活動などの軽減が多くみられ、子ども達が社会活動をする上での貴重な経験が阻まれてきています。携帯電話の急激な普及により、インターネット環境で様々な弊害が生まれてきている事も事実です。緊急連絡体制や、情報収集のスピードなど、利便性はあるものの、簡略簡素化等が増加し、大切なこころが薄くなる要素が、昨今の世の中には多数存在してきています。

生産性を上げようと、便利度を上げれば上げるほど、失われていく部分が出てきている事も事実でありますが、全ての子ども達の幸せ、健全な成長は私たち大人の願いであります。

家庭や学校、関係施設、関係諸団体や地域との連携を深め、私たちが環境づくりに取り組んで行く事で、将来の地域を担う子ども達が、「ゆめ」と「きぼう」に満ち溢れた笑顔あるまちへと変化していく事でしょう。必要な情報をしっかりと収集し、青年会議所から、共に歩んでいく姿勢を見せ、あらゆるネットワークを発信していきましょう。

 

【行動する時、ひとには必ず動機がある】

青年会議所運動を展開していく私たちメンバーは、時にはグッと我慢をし、職務を全うしています。様々な環境の下、自分の置かれている立場や、存在意義を良く理解しながら、振舞をしています。そして、自問自答を繰返しながら、自分で答えを見つけている事でしょう。

世の社長とは、24時間ビジネスです。いつ何時でもアンテナを張り、事が起きたら直ぐに行動しています。経営に携わる者として気概と覚悟を決めたのであれば、それは当然のことであり、そんな中、青年会議所でどういう目的意識を持ち、活動していくのかが鮮明に解れば、家族の理解は得られると思います。毎年毎年、役職が変わるこの青年会議所では、その職務を素直に全力で全うするかしないか、ありがたく経験するかしないかで、個々の成長が大きく変わります。

普段、水面下で仕事をし、社員に弱音は言わないのに、こと青年会議所に関してはなにかを言うようでは、足場は固まりません。青年会議所運動は、外的動機ではなく、内的動機で活動するものであり、その事をやる価値があると思ってもらえるかどうか、また、やりたいと思えるかどうかで全てが変わります。

大切とは、相手に尽くすという事であり主役は相手です。大事とは、情けをかけるという事であり主役は自分です。私たちは、前者です。相手を思うから、思えば思うほどに、摩擦もしますが、相手の自主性に従いつつ、相手に尽くすのです。

人というものは、自分の考えで事を行うときに一番喜びを感じられます。自主性と企業家精神を備えた、私たちだからこそ出来る、情報の発信、気配りの出来る設えを実施し、ひとりひとりの人を大切にしていきましょう。

 

【源泉に浸かり、福音を伝える】

人は、目標とその目標に達する道が、はっきりと定められれば、考え得る最上のスケジュールに従い、目標を達成出来るようにお互いが協力するものです。確固たる強い意志を持ち、強いリーダーシップを発揮しなければ、人々の関心を引き、掲げた目標を達成する事は出来ません。

物事が横道にそれた時には姿を現し、上手く行っている時は姿を隠す。発芽する事を願い、常に種をまいていく事こそが真のリーダーシップであり、メンバーはもちろんの事、関係諸団体との関係にも自己を投入して行く事が、活性化につながります。

自分をコントロールする事で、周りが活性化し、ひとのこころは「高揚」していきます。

「高揚」とは、たかくあがる ...... と書きますが、地域住民のこころに、大きな花火が打ち上がる位の周年事業を実施し、同じ価値観を共有していきましょう。

 

【結びに】

豊かなる道、田々と築きゆき、寛厳の生、史んにぞ常ゆ

40周年という、大きな節目を迎える2016年度、私たちが取り組むべき事は、永続的に栄える会の創出です。諸先輩から受継いだ、歴史と伝統を真摯に受け止めながら、新しい事にもチャレンジしていかなくてはなりません。新しい創造を実施する為には、誰からも頼りにされ、誰からも信用され、誰からも尊敬される青年会議所が必要です。

青年経済人の集合体だからこそ出来る事、それは、ひとりひとりが模範となって行動する事です。 私の好きな言葉に、

「やってみせ 言って聞かせて させてみて 誉めてやらねば 人は動かじ」という言葉があ

ります。これは、旧大日本帝国海軍、連合艦隊司令長官、山本 五十六の言葉です。この言葉の意味は、自らが模範となり、謙虚な態度で取り組む姿勢の事を言います。多くの人達が、私たちの行動や言動を見ています。常日頃から、周りに目を配り、気を配り、そしてこころを配る意識を持ち、そしてお互いの自主性を大切にしながら、変化のある人へと成長していきましょう。

青年会議所の皆さんは各々がトップです。やらされているのではなく、やっている自覚を持ち、輝いて行きましょう。時間や行動含め、魅力ある「ひと」へと成長できる事が、青年会議所に関わり、多くの時間を費やす意味ではないでしょうか。「ひと」に付いていくのか「役職」に付いていくのかが、これからの時代、大きく左右していきます。

私たちは40歳で青年会議所を卒業します。

それまでに時間を費やし、体験したこと、違う角度から見えたものを、しっかりとフィードバックする事が、社会の為であり、人の為です。物事を前向きに捉え、肯定的に考える意識を常に持ち、45周年、50周年へとしっかり紡げるよう、率先垂範のこころで行動していきましょう。

魅力のある「ひと」、だからこそ「ひと」 、がついていきます。

以上